専業主婦の割合は?平均年収や働きたいのに働けない理由も解説

homemaker 仕事

「専業主婦はどれくらいいるんだろう」と考えていませんか。

専業主婦は、夫婦世帯全体の約23%を占めています。専業主婦は約500万人いて、そのうち約100万人が働きたいけど働いていない状況です。

本記事では、専業主婦の年齢別の割合や、専業主婦世帯の平均年収、働きたい専業主婦が「働けない・働かない理由」などについて紹介します。

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専業主婦とは

一般的に、専業主婦とは、家事や育児に専念している女性をさします。

総務省の労働力調査をまとめた独立行政法人労働政策研究・研修機構の資料では、「専業主婦世帯」を以下のように定義しています(※1)

■専業主婦世帯の定義

夫:非農林業雇用者(農業・林業以外で雇用されている人。いわゆる会社員など)
妻:非就業者(完全失業者や非労働力人口)

つまり、雇用されて働いている夫と、就業していない妻の世帯を専業主婦世帯とよびます。

なお、完全失業者とは、次の3つの条件を満たす人です。

  1. 調査週間中に仕事をしなかった人
  2. 仕事があればすぐに就ける人
  3. 調査週間中に仕事を探したり事業を始める準備をしたりした人

非労働力人口とは、15歳以上で就業者(仕事をしている人)でも完全失業者(無職で仕事を探している人)でもない人です。

たとえば、専業主婦や学生、ケガで働けない人、定年退職した高齢者などが含まれます。

※1.参考:独立行政法人労働政策研究・研修機構「 図12 専業主婦世帯と共働き世帯」2025.10

専業主婦の割合は23.1%

「人生100年時代の結婚と家族に関する研究会 議論の整理データ集」によると、妻が64歳以下の世帯の約23.1%が専業主婦世帯です(※2)

約4.3世帯に1世帯が専業主婦世帯ということですね。

年齢別でみた場合、夫が週35時間以上就業している雇用者で、妻が25~34歳の世帯では、専業主婦世帯は33.8%を占めました。

ざっくりいうと、週5で7時間以上働いているような夫がいる30歳前後の妻の3割強は専業主婦ということです。

30歳前後は、平均より専業主婦世帯の割合が多い世代なんですね。

出産と乳幼児の育児期が重なり、育児・家事が忙しい年齢層でもありますもんね。

35~44歳の専業主婦世帯は27.9%で、45~54歳は23.6%でした。

なお、専業主婦世帯は減少傾向にあり、2024年「労働力調査(詳細集計)」では専業主婦世帯は508万世帯で、共働き世帯は1,300万世帯です(※3)

共働き世帯数は、専業主婦世帯数の約2.56倍にのぼります。

※2.参考:人生100年時代の結婚と家族に関する研究会「議論の整理データ集」2025.10
※3.参考:独立行政法人労働政策研究・研修機構共働き世帯の状況 ―労働力調査(詳細集計)の結果から―2025.10

専業主婦の夫の平均年収は約700万円

2024年の総務省統計の「家計調査(貯蓄・負債編)」によると、夫のみが働いている世帯の実収入は年換算で約700万円です(※4)

配偶者の年収が700万円ほどあれば専業主婦できる、ととらえられそうですが、年収700万円でも実際は教育費や住宅ローンなどで家計は火の車というケースも少なくありません。

なお、国税庁の「令和6年分 民間給与実態統計調査」によると、年収700万円以上の給与所得者は全体の約2割ほどです(※5)。

※4.参考:政府統計の総合窓口「統計で見る日本」2025.10
※5.参考:国税庁「令和5年分 民間給与実態統計調査」2025.10

専業主婦世帯年収1,000万円は余裕といえない?

「夫の年収1,000万円の専業主婦が羨ましい!専業主婦になりたい!」という方はいるかもしれません。

でも、年収1,000万円でも必ずしも余裕がある暮らしになるとはいえないようです。

会社員の場合、年収1,000万円は手取り700~780万円くらいです。

私が以前勤めていた会社は、役職がついている30歳くらいの社員で年収1,000万円くらいもらっている方もいました。

でも、節約しながら生活している感じの方も一定数いました。ランチ代は倹約し、お小遣い制で暮らしていて、50円や100円を大切にする生活です。

住宅ローンを背負い、子どもを2人育てて大学に行かせたい場合、「年収1,000万円でギリギリ」と話す同僚もいました。

年収が高い分、いい家を買ったり子どもの教育費にかなりの金額をかけたりするから、「日常生活で使えるお金はあまりない」ということもあると思います。

収入が高くても税金が高かったり、配偶者が散財するタイプだったりして、一概に年収1,000万=余裕のある幸せな生活、とはいえないようです。

専業主婦が働かない・働けない理由

専業主婦のなかには、働く必要がないから働かない方もいれば、働きたいけど働けない方もいます。

日経新聞によると、専業主婦約500万人のうち「働きたい」と考えている人は、100万人以上いるそうです(※6)。労働力人口の2%に迫る数だそうです。

100万人という人数は、都市でたとえると仙台市(109.7万人)に迫る数字です。

なぜ、それほど多くの専業主婦が働きたいのに働けないのでしょうか。

ここでは、専業主婦が働かない・働けない理由について考察します。

※6.参考:日本経済新聞「専業主婦、就業希望100万人 「労働力人口の2%」の潜在力」2025.10

1.配偶者の収入が高いから働く必要がない

夫の収入が高い専業主婦の場合、金銭的な理由で働く必要のない方は多いです。

仕事以外に、趣味やボランティア、子どもの通学の見守りなど、さまざまな形で社会貢献している方もいます。

一方で、「配偶者は高収入だけど働きたい」と考える方もいます。理由をまとめました。

  • 子どもが手を離れたから、働いたほうがいい気がする
  • 生活にもう少し余裕がほしい
  • 自分の収入を得て自立したい
  • 社会貢献がしたい
  • 社会とつながりを持ちたい
  • 自分の力を試したい

このような理由のある方は、「今は働いていないけど、いずれ働きたい」「いい仕事があれば働きたい」と考えているケースがあります。

2.体調がよくない

体調がよくなくて働けない方は一定数います。

普段の体調はそれほど悪くなくても、時々体調を崩してしまうので、「働き始めて体調をくずしたら会社に迷惑がかかる」と思ったら怖くて働けません。

働きたいし、働こうと思ったら働けるけど、体調を崩す可能性があるので、踏み出せない状況です。

3~6時間程度の短時間の仕事や単発の仕事であば、体調と相談しながら働けるのかもしれません。

でも体調がよくないなら頑張りすぎず、休めるなら休むほうが望ましいケースも多いです。

病気の場合は専業主婦でも保育園が利用できるケースも

保育園は、働いている方が利用できる施設ですが、親に病気やケガなどの理由があれば専業主婦でも認可保育園が利用できます

診断書など書類の提出などが必要です。

専業主婦の場合、保育園利用を認めてもらうまでに手間取ることがあるようなので、保育園を利用したい方は、時間に余裕をもって手続きしましょう。

保育園激戦区で認可が下りにくい場合、一時保育が利用できる場合もあります。

3.働くより子どもといたい

子どもが小さい間は、貧しくても子どもといたいと考えて、働かずに専業主婦でいる方もいます。

でも、なかには、「働いたら所得は増えるし、子どもが昼寝している間とかに働けたら働きたいなぁ」と考えている方もいるようです。

この場合、在宅で歩合制の仕事と相性がいいと感じています。

在宅で働く時給の仕事は、働く時間が指定されることがありますが、歩合の場合は好きな時間に働けます

ただし、子どもは昼寝からいつ目覚めるか分からないので、昼寝の間にちょっと働く、というのは結構大変です。

「子どもといる+家で仕事する」という働き方の場合、子どもの年齢にもよりますが、子どもがしっかり寝ている夜間や早朝に働く、というイメージのほうがいいかもしれません。

また、在宅でできる歩合制の仕事は、あやしそうな仕事がまぎれていることもあるので、きちんと仕事を選ぶことが大切です。

専業主婦におすすめの節約方法

生活コストを下げれば、配偶者の収入が高くなくても「可処分所得」という自由に使えるお金を増やすことができます。節約の例をかんたんにまとめました。

  • ウェルシアのウェル活(毎月20日にWAON POINTで日用品が実質33%オフで買える)
  • イオンの株式優待(イオン株を持っていたら、保有数に応じて1~7%引きでイオンの食料品などが買える。年に2回の配当もある)
  • 楽天の株式優待(楽天の株を100株以上持っていたら、楽天モバイルの「音声+データ30G」が1年無料)、など

株などは初期費用が必要ですが、ウェル活はコツコツWAON POINTを貯めたらお得に買い物できます。

イオンの株の配当をイオンアプリでもらうように設定すると、WAON POINTは貯まりやすいですよ。

WAIONポイントとWAON POINTは別物で使い方も貯め方も違うので、お気をつけください。

4.「お前に働くのは無理」と言われた

配偶者などから「お前は社会で働けない」などと言われて、働く自信を失っている方もいます。

たいていの場合、ほとんどの人は社会にでたら、なんとか働けるものです。

配偶者は、相手に無理させたくない気持ちから出ている言葉かもしれません。

働き始めたら家事を今まで通りにするのは難しいので、働くかどうか、家事の負担割内をどうするかは配偶者と要相談です。

5.働くのが怖くて自分の能力に自信がない

産後、マミーブレインという思考力が低下する状態になる方が多いようです。8割くらいの人がマミーブレインを経験するともいわれています(※7)

マミーブレインの原因は不明ですが、睡眠不足やホルモンバランスの変化、日々の忙しさなどが影響して、一時的に思考力や判断力が低下してしまうといわれています。

この状況を体験したことで、「私はもう働けないのではないか」と自信を失ってしまう方がいるかもしれません。

また出産後、ずっと専業主婦をしていてブランクがあるので、働くことが怖いという方もいます。

そういう方は、週に1回の仕事や、短期の仕事、お試しで1ヶ月ほど働ける職場から始めてみて、自分の働く能力を少しずつ確認していく方法があります。

※7.参考:Houston Methodist 「PODCAST: Yes, Mom Brain Is Real — Here Are Tips for Improving It

専業主婦でもそうでなくても幸せ過ぎる日々を

専業主婦の割合や働かない・働けない理由を紹介しました。

専業主婦は、妻が64歳以下の世帯では約23%いて、年々減少傾向にあります。

専業主婦でもそうでなくても、自分と家族の望む生き方ができる選択をしていきたいですね。

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