現金と不動産のどっちが得?株は?資産の置き場所に迷うあなたへ

woman 資産運用

「現金で資産を持っていて大丈夫なのかな」と不安になることが増えていませんか?ニュースでは「円安」「インフレ」「物価上昇」「金利差」など、聞き慣れない言葉が並び、どうすればいいのかわからなくなることも。

本記事では、「今ある現金をこのまま持ち続けるべきか?それとも不動産や株などに変えるべきか?」という悩みに対して、いくつかの視点から整理してみます。投資を勧める記事ではなく、「迷っている人」のための道しるべになればと思います。


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なぜ「現金だけでは不安」になるのか

2022年以降、急速に円安が進み、「ドルで持っていたほうが得だった」「iPhoneが高くなった」「あらゆる物の値段が上がっている」といった実感を持つ人も増えました。

「現金を持っているだけでは資産価値が減るのでは?」という漠然とした不安を抱えている人が多いのではないでしょうか。


不動産に変えるという選択肢

不動産は「実物資産」とよばれ、インフレに強いとされています。そのほかにも、以下のような特徴があります。

  • ✅賃貸マンション暮らしより、広いスペースで暮らせるためQOLが上がる
  • ✅ 子どもに相続できる
  • ✅ 一軒家の場合、マンションより楽器の音を気にしなくていい
  • ✅ ペットが飼える
  • ✅ 子どもの本や衣類、おもちゃがたくさん置ける
  • ✅ 借り物でない自分のキッチンや風呂になるため、愛着がわく
  • ✅土地や建物は、物価に連動して価値が上がることがある
  • ✅ 賃貸に出せば収入になる
  • ✅ 老後の住まいとして使える

一方で、こんな点には注意が必要です

  • ❌ 初期費用が大きく、簡単には売れない
  • ❌子どもが相続したがらないかもしれない
  • ❌子どもが自立して家を出た場合、大きな家は不要になることもある
  • ❌不動産より円(現金)で子どもに相続したほうが、子どもにとって利便性が高いかもしれない
  • ❌親が高齢になったとき、自宅があることで親と同居しにくくなるかもしれない
  • ❌親が高齢になったとき、実家と自宅の両方の管理が必要になる
  • ❌白アリや雨漏りの心配をしなくてはいけない
  • ❌ 賃貸で貸す場合は空室リスクがある
  • ❌ 所有しているだけで固定資産税がかかる
  • ❌ かんたんに引っ越しができない

「人生で一度も不動産を買ったことがない人」にとっては、心理的ハードルも高めです。マンションを買う場合は、投資詐欺にひっかからないように注意も必要です。

最近は高齢者を狙った「押し買い」という強引に自宅を買い取るケースがあります。


株に変えるという選択肢

株式投資は、少額から始められます。株を買うことで、「会社の成長」を応援することもできます。

  • 配当や株主優待がもらえる
  • ✅ 流動性が高く、すぐに現金化できる
  • ✅ 米国株などに分散すれば通貨リスクの対策にも

ただし、以下のようなリスクもあります:

  • ❌ 株価の変動が激しく、精神的に不安定になることも
  • ❌ 損失が出る可能性がある
  • ❌ 情報収集や勉強が必要

2025年5月現在は、業界や銘柄によっては、株の値動きが激しい状況です。証券用語には、「落ちてくるナイフはつかむな」というものがあるようです。

株の値段が急激に下がって、「お得だね!」と感じても買うな、という考えを示したものです。株の急落時は、魅力に感じても手を出さない方が無難という教えです。

底を打ってから(地面に落ちきってから)買いなさい、という先人の知恵です。値動きが激しいときは、様子見が無難かもしれません。

株価が落ち着いていて、素人が買える状態になっているなら、個人的におすすめは、イオンの株です。100株保有で、3%の還元が受けられます。イオンの株主は、イオンにあるラウンジでお茶やコーヒー、ジュースを飲むこともできます。

しかも、オーナーズカードの還元をiAEONというアプリで受けるようにすると、WAON POINTで付与されます。WAON POINTは、毎月20日にドラッグストアのウェルシアで1ポイント1.5倍で使えます。1.5倍ということは、100円分のポイントで150円の買い物ができるということです。

NISAで投資するという選択肢

NISA(少額投資非課税制度)は、長期的な資産形成を目指す人には魅力的です。

  • ✅投資による利益が非課税になる
  • ✅投資商品の幅が広い(日本の上場株式や、海外の株式、REITなど)
  • 金融機関によっては、値動きに応じて電話でアドバイスしてくれるところも
  • ❌ 元本割れのリスクがある
  • ❌損益通算ができない(利益と損失を相殺できない)
  • ❌1人1つの口座しかもてないため、金融機関を1つに絞り込まなくてはいけない

金融機関にもよりますが、元本を割るほど値段が下がった場合、電話をかけてきてくれるところもあります。

電話の内容は、「元本割ったけど、不安になっていないか」という趣旨のものです。不安になっていないことを伝えると、買い増ししますか、という他の選択肢を提案してくれることもあります。

窓口のある銀行は、購入後のフォローが手厚い気がします。


円のままにしておくという選択肢

今は「なにもしない」ことも、立派な選択肢の一つです。

  • 必要なときにすぐに使える
  • ✅ 元本が保証されている(預金の場合)
  • ✅ リスクをとらなくて済む

  • ❌インフレが進めば「実質的な価値」が目減りする可能性はある

個人的に、リスクを取りたくない性格のため、リスクをとらなくてもいい「何もしない」という選択肢は魅力です。でも、何もしないということが、リスクになってきているようにも感じています。


結局どうするのがいいのか?

「絶対に正解」という答えはありません。ですが、こんな視点で考えてみると整理しやすくなります。

状況向いている選択肢
当面使う予定がある資金円で保有(普通預金や定期など)
数年〜10年使わない余剰資金分散投資(株・外貨・iDeCo・つみたてNISAなど)
現物を持ちたい・相続対策をしたい不動産

ideco(個人型確定拠出年金)は、原則60歳までは引き出せないので注意してください。

現金で置いておくのはリスクとはいえ、投資も元本割れのリスクがあります。そのため、やはり余剰資金で投資することが大切だと感じています。

自分の価値観やライフスタイルにあった選択を

「このまま円で持っていて大丈夫かな?」という不安は、一部の投資家だけのものではありません。

でも、「よくわからないからとりあえず現金」というのも、円安が進めば不安材料でもあります。


だからこそ、自分の価値観やライフスタイルに合わせて、少しずつ選択肢を増やしていくことが、今後の資産づくりにおいて大切です。

焦らなくても大丈夫。まずは「自分にとっての安心ってなんだろう?」というところから、ゆっくり考えてみませんか?

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