当サイトは広告を含みます
外資系企業と聞くと「英語が必須」「成果主義で忙しそう」という印象を持つ人も少なくありません。
しかし、実際には「のんびり働ける外資系」も存在します。とくに、ヨーロッパ系の外資系企業はアメリカ系よりのんびりしている傾向にあるといわれています。
本記事では、日系大手企業から、職種未経験でヨーロッパ系外資大手企業に転職した私の体験談を交えながら、外資系企業の転職について魅力や注意点を解説します。
外資系企業に未経験転職した
私は、日系企業から、職種未経験で外資系企業に転職しました。
転職先は、ヨーロッパに本社をもつ企業の日本法人(現地法人)で、親会社は世界各国に現地法人を展開するグローバル企業です。
転職で中途採用された職種は未経験でしたが、以前勤めていた会社で似たような業務の職種の経験がありました。
そのときに、社内賞を受賞するなど一定の成果を出していたので、その実績が評価されて採用につながったのかもしれません。
外資系企業に中途採用で転職するには
未経験で外資系企業に中途採用で転職するには、
- 応募する職種と似た職務の経験がないか
- あれば、そこでどのような成果を出したか
を洗い出して、その実務経験と成果をアピールするのが面接突破のコツだと感じています。
外資系転職は地獄でなくまったり働けるのか
外資系企業でもまったりのんびり働けることができるかどうかについて言及します。
のんびり働ける外資系企業の特徴
外資系企業とひと口にいっても、アメリカ系やヨーロッパ系、アジア系など、本社がある国や業種、職種によって、働き方は大きく異なります。
そのなかでも、比較的のんびり働けると外資系企業には、以下のような特徴があります。
| ヨーロッパ系の企業 | ・残業をしない文化が浸透していることが多い ・「仕事は仕事、プライベートはプライベート」という考え方をしている会社が多い |
| BtoBのメーカー系外資 | 法人が顧客対象の会社は、まったり働けるところが多い |
一方、アメリカ系のITや金融業界は成果主義の色が濃くて、スピード感のある働き方が求められることが多く、忙しい傾向にあるようです。
ヨーロッパ系外資に転職してびっくりしたのは、ヨーロッパの方は「のんびり」「おおらか」に働いている方が多いことです。
他国の現地法人の社員とやり取りするなかで感じたのは、他国の社員ののんびりさというかまったりさというか、細かいところは気にしないおおらかさです。
日系企業で働いていた時、「日本がこんなに必死に働くのは歴史的な背景に原因がある…?」と思ったこともありましたが、ヨーロッパで日本と似たような歴史的背景をもつ国の社員はのんびり働いていました。
「これは違う!国民性だ!あの国には人々がのんびり働く風土がある!」と感じました。
もちろん、頑張って働くことは大切です。私はがむしゃらに働くタイプです。
でも、心身の健康を守りながら成果を上げられる働き方があると強く感じました。
のんびり外資系で働くメリット
外資系企業でのんびり働くメリットを紹介します。
プライベートを大切にできる
ヨーロッパ系の外資系企業では、残業がほぼないところもあります。
私が働いていたヨーロッパ系の外資系企業は、残業時間が年間で5時間くらいでした(1ヶ月で5時間ではありません)。
外資系企業のなかには、有給休暇が取りやすいところもあります。
業務に支障がなければ2週間程度休める会社もあるようです。
年間休日も多いです。公休日が年間125日くらいのときは、2,3日仕事に行ったら休みという感じでした。
「昨日休み。今日仕事行ったら、明日は休み」「昨日は休み。今日と明日は仕事行ったら、明後日休み」というリズムで働けるので、楽でした。
フラットな職場環境
「上下関係のストレス」が少ないのも外資系の魅力です。
上司と部下の距離が近く、フランクに話せる雰囲気があります。
私が働いていた外資系企業の場合、上司はフラットに対応してくださる方たちでした。
英語力を活かせる&鍛えられる
外資系企業では英語を使う場面が多いです。
英語のスキルが上げられる環境です。
のんびり働きながら、語学力を向上させることができます。
ヨーロッパの親会社からくる業務連絡の資料は、本社の国の言語や英語で書かれています。
資料を理解するために、英語が学べます。
大事な書類は、日本法人の本社社員が日本語に訳して送ってくれます。
そのため、ビジネス英語が完ぺきでなくても、なんとかなりました。
日本法人の本社には、海外経験のある社員もいるからか、資料によっては、「英語」+「親会社の国の言語」+「日本語」が混在していることもありました。
親会社の言語が使われるシーンは、業界内の専門用語に近いものが多いので、一度用語や定型文を覚えてしまえば、あとは理解できるようになります。
外国のお客様と外国語で話す機会もありましたが、私の担当職務は、ネイティブのようにペラペラ話せなくても、問題ありませんでした。
お客様の国の言語を片言でも話すことは、「あなたの国や文化に興味があって勉強しているの、私」という姿勢が見せられると感じています。
流暢に話すより、その姿勢を見せるほうが、商取引の場では大事だと思いました。
(※ただし、あくまでも私の職務での経験です。金融や契約関連の業務を担う方は、語学力を磨いておくことも求められるでしょう)
収入が高い
企業にもよりますが、同じ業界の日系企業より年収が高い印象です。
なお、2023年度の外資系企業平均年収ランキングは、こちらのとおりです。
| 順位 | 社名 | 想定平均年収 |
| 1位 | ドイツ証券株式会社 | 約2,300万円 |
| 2位 | モルガンスタンレー証券 | 約1,800万円 |
| 3位 | visa | 約1,700万円 |
| 4位 | Nutanix(ニュータニックス) | 約1,600万円 |
| 5位 | BofA証券(旧メリルリンチ日本証券) | 1,534万円円 |
金融業界は強いですね!強すぎます!
4位のNutanixは、アメリカのIT企業です。年収は高いですが、アメリカのIT企業は忙しそうなので、のんびり働けなさそうなイメージです。
5位以下も金融業界が続き、9位がアメリカの半導体企業です。
その後は、コンサルや金融業が続きます。20位くらいになると想定平均年収は約1,000万円ほどになります。
日系の大手企業なら、年収1,000万円もらえるところも多いので、高年収目当てなら外資系企業に絞らず、日系企業のなかでも手広く自分にあう企業を探してもいいかもです。
ただし、ヨーロッパ系外資系企業は、「仕事量に対して給料が高い」印象です。
そのため、時給ベースで考えると、年収は高く感じます(会社によります)。
外資系企業の転職に資格は必要か
私の場合、資格は不要でした。
なんなら、TOEICもTOEFLも受けていません。
英検はもっていますが、人様に言えるような級数ではありません…(履歴書には書きました…)。
勇気がでたら、ここにも書きたいと思います…。
でも、昔バックパッカーのようなことをしていたので、身振り手振りで必要最低限のことは伝えられる基礎的な英語力と、「なんとかなる精神」、「英語が話せなくても話そうする気概」はあります。
大学は中国語を選択していて、英語が通じない中国内陸部に一人旅をした経験もあります。
面接では、そのあたりのエピソードを話したので、もしかしたらこれらが期待値として評価されて、採用につながったのかもしれません。
ただし、会社によります!
私が勤めていたところは英語を使う機会が少なかったからです。
あ!私が勤めていた会社も、「面接は英語で行う」と聞いたことがあります。
英語か日本語かはランダムという話も聞きました(私は日本語でした。ラッキー!)。
なので、外資系企業の面接前には次のことを抑えておくと安心かもしれません。
筆記試験は英語の問題がでましたよ!
【外資系企業の筆記・面接試験対策】
- 英語の勉強(読み・書き・面接で出てきそうな会話のヒアリングとスピーキング)
- 英語の資格がない・もしくはスコアが低い場合⇒海外経験や外国人と楽しくコミュニケーションをとったエピソード(海外経験がなくても、「インバウンドの訪日外国人が困っていたから助けたら仲良くなって、実家に招待したいと言われた」とか何かしらのエピソード)
- 親会社の本社の都市名(結構、出る。外資系航空会社でも出たと聞いた。なお私は分からなくて間違えた)
外資系企業に女性が転職する際の注意点
外資系企業に転職して後悔しないために、注意点を紹介します。
成果主義のプレッシャー
外資系企業は「成果主義」の企業が多いといわれています。
私がいた外資系企業も成果を大切にする会社でしたが、新卒入社した日系企業も成果主義でした。
そのため、外資系・日系を問わず成果主義の企業はあるといえます。
ただし、割合で考えた場合、外資系企業は日系企業より成果主義の会社が多いと考えられます。
なので、外資系企業に転職した場合、成果主義のところを引き当てる可能性は高くなるのではないでしょうか。
成果主義の企業でのんびり働く際に気をつけたいことは、ノルマへのプレッシャーがあることです。
私も「年度内に予算(ノルマ)を達成しなくては!」というプレッシャーがありました。
1年度ごとに予算が決められるので、それを月ごとに割って、毎月達成できるよう、働いていました。
ノルマが達成できた、もしくはできそうなら、のんびり働けます。
ノルマが達成できそうなら、お客様対応がない時間帯などに、上司や同僚とのんびりおしゃべりをしていることもありました。
なお、新卒で入った成果主義の日系企業でも、成果が出ている時は「昼間は家に帰って昼寝していても、カフェでお茶していてもいいよ」と上司や先輩から言われました(私は結構モーレツに働くタイプなので、過労や燃え尽きを心配して上司が配慮してくれたのかもしれません)。
日系・外資系企業のどちらも成果を大切にする会社でしたが、どちらも「成果が上がっているならのんびりしてヨシ!」「休めるときに休んでおいて」という雰囲気でした。
なお、ここでいう「成果」は数値化されているので、自分でも「成果を出しているから、のんびりしてヨシ!」と判断しやすかったです。
リストラや経営方針の転換あることも
一般的に外資系企業では、急なリストラや経営方針の転換が起きることがあるといわれています。
のんびり働ける企業が多いヨーロッパ系外資系でも、稀にこれらのことは起こります。
そのため、安定した働き方を求める人は、激動の社内人事を見て、不安に感じることがあるかもしれません。
一方で、今の職場や人間関係に不満を感じている人にとっては、「いつか環境が大きく変わるかもしれない」という期待を胸に抱きながら働ける側面でもあります。
外資系に限らないことかもしれませんが、下剋上のような人事の入れ替わりも起こりえます。
たとえば、組織の上層部にいた重役が急にいなくなったり、退職した元役職者が復職する、ケースもあります。
同業他社から人材が異動してくることも、逆に異動していくこともあります。
外資系企業といっても業界が同じなら世間は意外と狭いです。
英語が苦手だとストレスに
「この外資系企業ならのんびり働けそう」と思っても、英語での会議や資料作成が多い場合、ストレスを感じるかもしれません。
ただし、ポジションによっては英語力があまり求められない場合もあります。
また、英語がそこまで得意でなくても、親会社の言語ができたら、なんとかなることも多いです。
親会社の言語で資料が送られてくることもあるからです。
「親会社の言語は分からないし、ビジネス英語も分からない」という私のような人でも、業界によっては第二外国語がマニアックな言語の場合、重宝されるケースもあります。
マニアックな言語ができる(ほかの人が対応できない国のお客様の対応ができる)というのは、希少価値の高いスキルやユニークなスキルになるので、ほかの仕事があまりできなくても意外と堂々と勤務できます。
外資系企業への転職がおすすめの人の特長
外資系でのんびり働くのに向いている人は、以下のようなタイプです。
- マイペースな人
- 海外の人たちとやり取りするのが楽しい人
- 英語を使って仕事をしたい人(あまり英語を使わない外資系企業もある)
- 上司や同僚とフラットな関係で働きたい
- 残業したくない人(アメリカ系の外資系企業は残業が多いと聞くので、会社選びは注意)
一方で、「完全に安定した働き方」を求める人には、日本企業の方が向いているかもしれません。
のんびり外資系で働きたい人へのおすすめステップ

のんびり働ける外資系企業の探し方を紹介します。
業界や企業文化を調べる
外資系企業とひとくちにいっても、企業によってのんびり働けるかどうかは異なるため、どのような企業なのかチェックしましょう。
実際のところは、入社してみないと分からない部分もありますが、おおまかに確認したい項目を紹介します。
- ヨーロッパ系の外資系企業かどうか
- 社員が楽しそうに働いてそうか
- 業績が安定しているか
- 会社は創業してから長い年数が経過しているか
ざっくりしていますが、ヨーロッパ系は休暇が多くて家族との時間を大切にする(プライベート重視)で知られています。
業績が安定して、創業してから長期的に経営を続けている企業のほうが、勢いが良すぎずのんびり働けるような印象です。
創業から間がなく、若い企業は勢いがあるので、社員も勢いよく働かれているかもです。
toCという個人向けのサービスを提供している企業の場合、社員と直接会える機会があるかもしれないので、一度会いに行って雰囲気を確認するのもひとつの方法です。
自分の強みを明確にする
のんびり働けそうな外資系企業に応募する場合、応募時はその企業で自分がどんな価値を提供できるかをアピールすることが大切です。
自分の経歴の棚卸しをしましょう。
たとえば、営業や販売の職種の場合は、以下の実績があるか確認します。
- 営業成績での実績(社内賞受賞の有無など)
- 応募企業が対象にしている顧客層と関わった(営業した)経験かあるか
- タフさをアピールできる経験
強みが分かるエピソードをいくつも用意しておいて、面接中にそれがアピールできる話題になったらら、伝えていきましょう。
まったり外資系企業の求人を探す方法
まったり外資系企業の求人を探す方法を紹介します。
まったり外資系企業に転職できるかは運の要素が強い
まったりのんびり外資系企業に転職するには、どうしたらいいでしょうか。
結論、運です!
「コラー!元も子もないやんけ!」と怒られそうですが、実際、運の要素が強いです。
なぜなら、以下の3つの「運」が全て合致しなければ、採用に至らないからです。
- まったり外資系企業が人材募集しているタイミングで応募する
- 自分が登録している転職サイトやエージェントが、その求人を保有している
- その選考で採用される
これらには、運という名の「タイミング」が合っていることが重要だからです。
でも、全部を運に任せるのではなく、確率を上げるための方法はあります。
それは、何か。
運を運で終わらせない!確率を上げるための戦略
運をただの「自分の努力が及ばないところ」と片付けず、運を引き寄せる確率を上げるための戦略はあります。
それは、「お宝求人」が眠っていそうな場所を、網羅的に探し回ることです。
優良な「まったり外資系企業」の求人情報が転職エージェントに届くかどうかは、時の運(&転職エージェントの営業担当の努力)です。
転職エージェントの担当者が「あ、この外資系企業は働きやすそう。求人を紹介させてほしい」と企業に営業をかけても、基本的にお断りされます。
企業は不特定多数の転職エージェントに自社の求人を任せたくありません。
でも、ときどき「じゃあ人材を探すのをお願いします」と任せてもらえることがあります。
あなたがすべきことは、その「任せてもらえたとき」にその転職エージェントや転職サイトに登録しておくことです。
リクルートのサイトでまったり外資求人を見つけた
では、どんな転職サイトや転職エージェントなら、まったり外資系企業の求人を保有できるのか、というところです。
それは、誰にも分かりません!
いや、だいたいは分かります。
大手の転職サイトや転職エージェントは、比較的、大手の外資系企業から人材紹介や求人の掲載を任されることがあります!
転職エージェントが人事役員の方のところに行った時、
「まあ、ここの転職エージェントさんなら、昔から付き合いあるから、人材を探すのを任せてもいいかな」
「この転職エージェントさんはほかの部署やグループ会社でもつきあいあるし、人材探し(求人掲載)を依頼しようかな」
となることがあるからです。
戦略的役割: 大手の転職サイトや転職エージェントは、外資系を含む求人数が多いため、タイミングの「運」に恵まれる確率が最もあがります。
推奨: まずは、リクルートとマイナビという大手2社に登録して、マメに求人チェックをするのが鉄則です。
私が某大手まったり外資系企業に転職したときは、リクルートグループのサイトで求人を見つけて、応募しました。
当時は、毎日求人検索をしていました。
▼リクナビ・マイナビの使い分けについてはこちらで解説しています
外資系特化型の転職エージェントやハローワークもあなどれない
一方、私と同時期に入社した同期は、ハローワークで求人を見つけて応募したと言っていました。
どこに宝石(まったり外資系企業の求人)が眠っているか分かりません!
外資系企業に専門特化している転職エージェントは、ニッチな外資系企業の求人をもっていることもありますよ。
とりあえず、お宝を探しにあちこち見てみることが大切です。



コメント